■マークの表記
【商標】
- その大きさは縦4センチ、横7センチ以内とする。
- 商標の材質は、布片に刺繍または樹脂の成型物のほか、連盟が認めたものとする。
- 表記箇所は、背帯あるいは背帯に近い部分、または親指のつけ根の部分のうちいずれか1箇所とする。
- 投手用グラブに商標を表示する場合、その色は文字の部分を含み、すべて白または灰色以外の色でなければならない。
■カラー
【カラー】※投手用・捕手用・野手用 共通
- 本体カラーは、ブラウン系、オレンジ系、ブラックとする。(指掛けも含む)
- また使用できるカラーであれば、表部と裏部(平裏)部のカラーが違っていても使用可とする。
- 品名・品番・マーク類などをスタンプによって表示する場合の色は、ブラックまたは焼印の自然色でなければならない。
【縫い糸】
- 特にカラー制限を定めない。
【ハミ出し】
- グラブ本体と同系色で目立たないもの、または革の自然色とする。
【しめひも】
- 投手用グラブのしめひもは、グラブ本体と同色でなければならない。ただし、グラブ本体と同系色で目立たないものについては差し支えない。
- 野手用(捕手含む)グラブのしめひもは、本体カラーと同系色とする。ただし、ブラックとブラウン系のしめひもに限っては本体カラーにかかわらず使用できる。
【へり革】
- グラブ本体と同系色で目立たないもの。
■その他
- グラブ、ミットの表面(捕球面・背面)に氏名、番号、その他の文字を表記することを禁止する。
- 捕球面と背面が同一カラーであれば、革の表面への処理(スムース加工やシボ加工、パンチング加工)の違いは使用を認める。
- しめひもは、長すぎないこと。親指の長さ程度にすること。
■商標
【商標】
布片または刺繍または野球規則委員会の承認を受けた樹脂製の成型物によるものとする。
〈表示箇所〉
・背帯あるいは背帯に近い部分または親指のつけ根の部分のうち 1 ヶ所に限定
〈大 き さ〉
・縦 4 センチ以下、横 7 センチ以下
・マーク類を布片、刺繍または樹脂製の成型物、あるいはスタンプによって表
示する場合(エナメルの表示は不可)、親指のつけ根に近い箇所に限定し、そ
の大きさは、縦 3.5 センチ、横 3.5 センチ以下でなければならない。
・品名、品番、マーク類などをスタンプによって表示する場合の色は、黒色ま
たは焼印の自然色でなければならない。
■投 手 用 グ ラ ブ
縁取り、しめ紐、縫い糸を除く、グラブ本体(捕球面、背面、ウェブ)は一色でなければならない。しかもその色は、白色、灰色以外のものでなければならない。(公認野球規則[ 3.07a]【注】)
投手は、そのグラブの色と異なった色のものを、グラブにつけることはできない。(公認野球規則[ 3.07b])
- ①個人名:個人名刺繍をグラブに入れる場合、その色はグラブ本体の色と同色とし、親指のつけ根部分 1 ヶ所に限定する。大きさは最長でもグラブの親指部分の半分を超えてはならない。
- ②マーク類:布片または刺繍によるものとする。
〈表示箇所〉
- 背帯あるいは背帯に近い部分、また親指のつけ根部分のうちいずれか 1 ヶ所
〈 大 き さ 〉
- 縦 3.5 センチ、横 3.5 センチ以下
- 投手用グラブにマーク類を布片または刺繍によって表示する場合、その色は文字の部分を含み、すべて白色または灰色以外の色でなければならない。
- ③しめ紐・縫い糸:白色、灰色、シルバー以外とする。ただし、光沢のある色および目立つ色は認められない。
- ④ウェブ:投手用グラブのウェブには、同色であれば背番号のプレス、刻印(レーザー刻印)または切り抜きを認める。ただし、その大きさは、縦 3.5 センチ、横 3.5 センチ以内とする。
- ⑤はみ出し:はみ出し部分の色彩は、グラブ本体と同系色で目立たないもの、もしくは皮の自然色とする。
■野手用グラブ
- 野手は PANTONE®の色基準 14 番よりうすい色のグラブを使用することはできない。
■グラブの取り扱いについて
投手は下記ご確認下さい。
(※野手は下記項目:制限なし)
投手
【カラー】
- 受・背・ウェブは同色
- 白/グレー/PANTONE の色基準カラーであれば、14 番より薄い色以外は制限なし。
【ハミダシ】
- 本体同系色または革の自然色
【へり革】
- 制限なし。
【紐】
- 白/グレー/PANTONE の色基準14 番より薄い色以外は制限なし。
【縫い糸】
- 制限なし。
【指掛け】
- 本体同色。
【刺繍】
- 氏名・背番号・チーム名などの刺繍糸の色、大きさ共に制限なし
【柄模様】
- 使用禁止
現在の染色技術では、天然皮革の多少の色落ちは避けられません。
- 皮革が表革と同皮革の場合は、汗などの諸事情により、グラブ・ミットをはめている手に革の色が付着することがありますのでご注意下さい。
- 永く使っていると革紐が切れます。使用の前には革紐が痛んでないかチェックして下さい。革紐が痛んでいる場合はすぐに交換してください。特にウェブの革紐が切れると危険です。
- 革紐がゆるんでいる時は締め直してください。そのまま使っているとボールがすっぽ抜ける等して危険です。
- 本体色と紐の色が異なる場合は、投手用として使用出来ないことがありますのでご注意下さい。
- グラブ・ミットの表面に白い粉が出ることがございます。革の油成分が固まったもので、品質には影響ありません。柔らかい布でふき取って下さい。
- グラブ・ミットの保管は、湿気・熱・直射日光を避け、風通しの良い所で行って下さい。
- グラブ・ミットの捕球面革と挿入する裏革部分との間には「グリス」と呼ばれる接着及び保革を目的とした材料が入っております。保管状態や時間の経過とともに捕球面の表面に「グリス」の油分がにじみ出ることがありますが、これは保革成分で、品質には影響ございません。そのままお使い下さい。